第三章

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「でさ、話は戻るけど…」 「ああ、悪魔信仰の者達ですね」 私は依頼書類を指し示す。 「ランクはSだと思う?それともA?」 自分で希望するギルドランク以上の人を送って貰えるので、書類には希望ランクを記入する欄がある。 「…自分で行こうと言う気はないのですか?」 ない。 だってさ、これ、世界を救うクエストだよ。アルファさんが行くのが妥当だよ。 勇者イコール都合の良い手駒。 「…貴女も、なかなか強かですよね」 いやぁ。それ程でも~ 「因みに、誉めていません」 …やっぱりか。
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