第三章

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「アルファさーん」 依頼書もってアルファさん達の所へ。 ゲームとかアニメだと、強面系最強マスターが「よぉ、アルファ」と片手を上げて挨拶した後「ちょっとオレの部屋に来い」とか深刻な顔で言うような依頼だよ。 もしくはギルドのちょっとおっちょこちょい系なお手伝いの女の子が「大変だよぉー勇者様ー」とか言いながら走ってきたりね。 うちではこうだ。 「あ、レデ「働け」」 台詞に重ねるようにして依頼書を押し付ける。 「ふぅ。万事解決ですね」 「何処がだ!」 やれやれ。説明が必要とは、使えない勇者ですねぇ。 ふぅ…と、先刻とは違う溜め息を吐いてやる。 「何でだっ!」
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