第四章

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青年は戦いの構えをとってはいないが、敵意と殺意が酷い。 っと… キンッ 「ナイフを投げるのは結構だけど、出来ればモンスターを狙って頂きたいものね」 私は油断無く高速で飛んできたナイフを叩き落とす。 「…よく見えましたね」 青年は目を細めた。 「目は人より良いのよ。それより、わざわざ毒まで塗っておくなんて、用意周到だこと」 塗ってある毒はS級採取系クエストでも扱われないような危険なもの。 巨大な蜘蛛の容姿をしたモンスターから取れる…と言うより、それからしか手に入らない珍しい物だ。 強さは…ストーリー攻略後にしか行けない隠しダンジョンの普通モンスターくらいかな? もしくは終盤ボス並くらい? そんな感じ。
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