第四章

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青年は諦め顔でやれやれと首を振った。 「こんな所に何の用が有るんですか?」 ふむ。隠したいことは在るけど私がそれに関与してるとは思ってないってことか。 「調査依頼。ドラゴンが出るって噂が本当か。本当だった場合、S級クエストにドラゴンの討伐が加わるわね」 多分、スノーは出向かないからアルコルか人形が行ってくれる。 「…僕のせいですか」 「そう言うことね。嘘だったらもっと巧く、もっともらしく吐かなくては駄目ってこと」 因みに、私がスノーでありレイだっていうのは嘘じゃないよ?隠してるだけだよ? 嘘って言うのは税金対策とか小狡いことやってる奴がよく吐くよー。
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