第四章

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どこに移転させたかは… うん。 モアイ君も仲間と出会えて幸せだと思う。 もしあれが全部弱体化したモンスターだとしたら、我等の肯定してきた歴史とは何なのだろうか…だけど。 そんなことは無いだろうな。多分だけどさ。 何だかよくわからない石像が一つくらい、見つけにくい所に増えたからといって、頭を悩ませるのは学者さんくらいだしね。 「で、貴方は誰でしょうか?」 うっすらと殺意を込めた笑みを浮かべて振り返る。 「はい。雷神の眷属、シェルダーが息子。ラストと申します」 はい。来た。 「『メシア』の雷帝さんが、こんな所で何してるのかしら?」 テンプレな雷帝という存在登場に、若干…いや、テンションがた落ちだ。
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