第四章

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「おねぇちゃんだって、この前ボクのプリン食べちゃったお仕置き受けて無いじゃん!」 え?何? このタイミングで邪神登場なの? しかもプリンなの? 「名前…書かない…悪い」 いや、個人的にはそれ神様が悪いと思うんだが。 「その前…ケーキ…盗った…泥棒」 「だったらその前におねぇちゃんが…」 実際兄弟姉妹がいる人なら一度はあるような喧嘩。 食べ物の恨みは恐ろしいね。 片割れが譲ってくれるとこもあるけど、この二人だとそれはなさそうだね。 「勝手にボクのハサミ使った!」 「徹夜…宿題…手伝い」 神様はまず単語で話すの止めれば良いと思うよ。 「神様なのに宿題あるんだ」 てか雷帝…完全に空気じゃないか。 何か喋らないのかな? 「喋らない訳ではなく、喋れないんです。…目の前の事象が規格外過ぎて」 だってさ。
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