909人が本棚に入れています
本棚に追加
/298ページ
「私達は貴方様の僕ですから」
ベルゼブブがにっこりと言う。
黒髪が!長い黒髪が!!
紅い眼が!!
ルシファーの金髪セミも素敵だが。
いや、アスモデウスの青髪ロングでハーフアップなのも好き…
やっぱり駄目だ私。
「じゃあ、いくよ?"聖なる裁き""悪徳の判決"」
前者は魔王に向けて、後者は勇者に向けて撃つ。
弾の名前じゃなくて、込めた魔法の名前。
聞いたことあるような呪文を、言ってみただけ。効果は想像した。
想像だって映像だもの。"見た"ことになるかなって。そしたら成功しちゃった。
「便利なのも考えものね」
月並みご都合主義なのは嫌いなのに…
「……」
防御壁を展開して防いだ魔王幼女がコッチを見る。
「…気に入った。僕はレオ=デュラ。貴方、魔族に迎えたい」
「嫌」
あれ?僕?レオ?
髪が長いから幼女かと思ったけど、声がボーイソプラノな…
「ショタっ子?」
でした。
最初のコメントを投稿しよう!