第一章

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「えー…」 魔王が頬を膨らませて言う。 可愛いじゃないか… とかやってたらさ、いきなりね、攻撃喰らったよね。 「ほぉ…私に攻撃するのは誰かな?」 ふふふ。 あれはどうやら四天王と呼ばれる魔族さん達。 「…!?魔王様、少し離れていて下さい!」 無駄だよ。 だって、私の周りって絶対防御壁が常時展開してるもの。 ブローチの色を見るに、左から風属性、炎属性草、水属性、土属性かな? 「あ、無理だと思うよ。だってレイ、僕の攻撃相殺したもん」 魔王の発言に、四天王は固まる。 そりゃそうだよね。軽装備な街娘が魔王より強いなんて信じないよねー
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