プロローグ

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目の前の幼女が口を開く。 「貴女、間違い…」 どうやら無口キャラらしい。 「お詫び、転生、可能」 生き返らせてくれるのか? 「元の世界に戻るのは?」 「…」 暫くの沈黙。 「無理。代わり、願い、幾つか」 願い…か… 「新しい世界って、どんな所?」 「魔法、お城、剣、勇者、騎士、盗賊、モンスター…」 …何となく解った。 「死なない程度に力が欲しいわね」 私は考える。 「じゃあ…身体能力向上、無尽蔵の魔力、武器創造、あと…一度見た能力のコピーとかって、出来るかしら?」 喋り方が似てしまった。 「可能。ついで、名前変更、レイ=エステル」 エステル…即ち、星 私が星野 澪だからか? 「了解。貴女、名前は?」 「私、神様。困る、呼ぶ、助ける」 …突然、視界が明るくなり、眩しさに目を閉じた。
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