第一章

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ペガサスの効力か、簡単に城の内部へと招かれた。 「悪趣味な…」 吐き捨てるように言えば、案内の兵士に咎められた。 だってさ、金ピカなんだもん。 紅絨毯以外、右も左も金、金、金!! 悪趣味だよねぇ? 正直、金より銀派です。 「早く国王にお会いしたいです。ギルドを造るのには許可がいりますからね」 私が言うと、兵士は舌打ちして謁見の間へと案内する。 「本店にダークダイアを持っているんだろうな?」 兵士は忌々しそうに訊く。 多分、金持ち全般が嫌いなんだろうなぁ… 「勿論です。それとも、我が主を疑うのですか?」 今は従者をしてくれているアスモが答えた。
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