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「一介の雑兵如きが我が主を疑うと言うのですか?」
アスモが冷笑を浮かべ、尋ねた。
この人、金の国の上級兵士に雑兵とか言っちゃったよ…。面倒だ。
「…失礼しました。レディ」
苦虫を噛み潰したかのような顔ってこういう感じかな?って顔して兵士が謝った。
「此方に国王陛下、カーネリウス様がいらっしゃいます」
案内された謁見の間だが、これまた扉からして酷い。
何故背景が金にもかかわらず金の扉にするのかね?
「此処からは独りで結構です。貴方は下がっていて下さい」
「御意」
私はアスモを扉の外で待たせる事にする。
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