第一章

34/34

909人が本棚に入れています
本棚に追加
/298ページ
さてと、ギルドの居住区より下、つまり最下層にある闘技場。 あ、因みに上は訓練場ね。 その中心で私は魔法陣とか書いてみる。 空間圧縮の魔法陣で、陣の上にあった荷物は大分コンパクトになった。 「この世界にある魔法は使いづらいなぁ…」 詠唱か魔法陣、どちらかを使うのが一般的らしいのだが、無言で展開出来る便利さに慣れると面倒で仕方ない。 「変装とかしたいし、一般的な人間は魔法使うとき詠唱するしなぁ…」 ギルドマスターが町や村で買い物したり、フラッと旅に出たりすると不味いから、変装は必須科目だ。 「…何でギルドなんか造ったんだろ?」 ここにきて、私のめんどくさがり屋と、飽きっぽい性分が発覚した。 これこそ、主人公補正をかけるべきだったような気がする。
/298ページ

最初のコメントを投稿しよう!

909人が本棚に入れています
本棚に追加