第二章

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「ですが、私共のものよりレイ様のものの方が売り切れるのは早かったですよね」 マモンが言った。 そう、彼らは何かグッズ販売しといてと頼んだら私のブロマイドやらなんやらを作っていたのだ。 「レディ・スノー印の化粧品なんかも作っていたよね?」 あれの売れる速度はヤバかった。 国中のレディ達が挙って買いに来たのだ。 「そりゃまあ自然に綺麗な感じになるような魔法使ってるけどさ」 そこまで綺麗になりたいか? …なりたいよな。 鬼のような形相で化粧品ブースに来るほどだもんな。使用人にそんなのばれたくないだろうから頼めないし。 「あ、そろそろいらっしゃいますよ。それぞれ持ち場に戻りましょう」 ルシファーの言葉と共に、七人は散って行く。
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