第二章

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不審そうなアリエスに私は答えた。 「私の執事に、トンネルを掘るように言っただけですわ」 そう言って窓を指す。 「ギルドの窓は通常最上階から見える景色を映しています。しかし…今は地下の映像に切り替えておりますわ」 何が起こるのか、しっかり見ていて貰おうではないか。 「な…トンネルは一瞬で埋まり、カウンター攻撃が術の発動者へと…」 防げるのはウチの執事達だけだろうね。 なにせ悪魔ですから。 「あのような攻撃を一瞬で…」 アリエス、唖然。 「彼らがマスターでも構わないかも」 失礼なフュイさんに見せつけてやろう。 「建物の防犯に関しては問題無さそうですね…では、ペーパーテストに移りましょう」 私の瞬間記憶能力舐めるなよ?
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