第二章

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あのテストで満点を取ることは製作者である『光姫』でさえ不可能だろう。 普通なら断るだろう2対1を受けたのも、面白そうだからだった。 もともと、受からせるつもりなど無かったのだから。 「早い!」 剣を武器にして戦うフュイに対し、私の武器は弓…遠距離型だから先に狙われるとは思っていたが… 「幻惑解除!」 私が唱えると、私の武器はレイピアになる。もともとレイピアだったのを、敵を引き寄せるために幻惑をかけておいた。 「!?」 突如首に感じた冷たさに反応し、さっと避ける。 避けた先にいたのはフュイ。
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