第二章

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「それに、欲しいのって総称だし」 ああと頷くサタン。 「では、虹とかは如何ですか?丁度七色ですし」 「発想は良いかもだけど、短すぎて呼びづらいかな」 こんな我が儘にも応えてくれるのがウチの悪魔君達です。 「では、『七色』とかでどうでしょう?」 「何で‘しょく’じゃなくて‘いろ’なの?」 「ローマ字表記したときに七文字だからですよ?」 成る程。 「私はアルコルが良いと思います」 アルコルは大熊座を形どる星の1つだ。 「なんで?レヴィアタン」 「大熊座を構成する星は7つですが、アルコルはその中でも、試練を意味しておりますので」 小さいから視力を計るために昔から利用されていた星ってことね。
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