909人が本棚に入れています
本棚に追加
/298ページ
「…素晴らしい演技だった」
フュイの第一声がこれで、レイは思わず笑い声を漏らす。
「別にお褒めいただこうと思って演じたわけでは御座いませんから、結果だけ教えて下さい」
ひとしきり笑った後、静かにレイが言う。
「勿論合格です。このことは『光姫』にも伝えておきますので、暫くしたらあの人が此方に来ると思います」
挨拶に来るのかなぁと思ったら違うらしい。
「あの人、自分より強い人を探しているのですよ」
バトる為に来るらしい。
「サタンとか、使用人相手になら存分に暴れても結構です」
その間は旅にでも出てようと心に決めた。
最初のコメントを投稿しよう!