第二章

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「業務は行っても構いません。此方が仮許可証です。後日、許可証と共に金の国と隣国の国境付近の依頼を持ってきます」 アリエスの言葉をアルコル達に飛ばすと、早速レヴィアタンがギルド受付へと向かう。 暫くギルドの運営について話し合っていたが、突然脳内に響いたベルゼブブの声で、一瞬硬直した。 「受付前に軍隊と見まごう程の盗賊がおりますが、いかが致しましょう?」 …なんで? どうやら金の国ギルド発足について懸念を抱き、複数の盗賊団が徒党を組んだようだ。 「私さえ倒せば何とかなるって、そう考えたんだ…」 これだから馬鹿って嫌い。 「どうかしたのか?」 ベルゼブブの言葉が聞こえていない2人には一瞬キャラ崩壊を起こした私に吃驚したらしい。
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