第二章

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「少々馬鹿が発生致しました。片付けて来るので暫くお待ち下さい」 私の言葉に、首を捻る2人。 「馬鹿って、具体的にはどなたなんです?」 「盗賊ですわ」 口をあんぐり開けている2人に背を向けて、一階受付前に行く。 一般人の避難はサタン達ギルド担当が、闘技場から人を出さず、また、その他の担当が、それぞれの持ち場で人を出さない、盛り上げる等の行動をする事で解決した。 周辺住民の殆どが、安全な建物内にいたため、避難の必要がなかったとも言える。 本当は建物自体にも襲撃者撃退用の色んな仕掛けがあるが、発足と同時に使うのも癪なので、自ら撃退に当たる。
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