第二章

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生き地獄を再現しようと、痛覚を残したまま絶対防御を盗賊にかける。 「残す…より、鋭くしておくか」 黒い呟きで痛覚を五倍位まで上げておく。 「はい、召喚」 名前呼んだりするのは恥ずかしいので、小声でそれだけ呟くと、神竜を召喚する。 「おお。出来た」 ちょっと感動した。 「マスター?」 「アイツ等を、殺すつもりで痛めつけちゃえ♪」 盗賊団相手に猫被るのが面倒すぎるレイが何時ものテンションで命令。 「了解」 と返事が返され、盗賊達は阿鼻叫喚。 痛みで転げ回り、失神するとレイの水の魔法で強制覚醒。 神竜の尻尾やら炎の息やら氷の息やらの普通の人間なら死んでしまう攻撃でも、絶対防御で傷1つ負わない。変わりに、五倍の痛みを感じてしまうという正に生き地獄なのであった。
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