第二章

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「さて、諸君等に残された選択肢は二つ」 私は指を二本立てる。 「一つは私の下僕となり、その生涯を私の為に捧げる」 盗賊達は黙ってレイを見上げる。 「二つ目は…うーん…死んどく?」 「明らかに二つ目、今作ったろ!!」 盗賊が一斉に叫ぶ。 「何か文句でも?」 逆らえる筈もなかった。 「よし。今日から君らはギルド員だ。おめでとう」 嬉しくないとは言えず、わー。とまばらに歓声が起こる。 「レディ・スノーは?」 「絶対!!」 これが今後ギルドの鉄則になることはまだ誰も知らない。
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