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「さて、諸君等に残された選択肢は二つ」
私は指を二本立てる。
「一つは私の下僕となり、その生涯を私の為に捧げる」
盗賊達は黙ってレイを見上げる。
「二つ目は…うーん…死んどく?」
「明らかに二つ目、今作ったろ!!」
盗賊が一斉に叫ぶ。
「何か文句でも?」
逆らえる筈もなかった。
「よし。今日から君らはギルド員だ。おめでとう」
嬉しくないとは言えず、わー。とまばらに歓声が起こる。
「レディ・スノーは?」
「絶対!!」
これが今後ギルドの鉄則になることはまだ誰も知らない。
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