第二章

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盗賊を一人一人改造し終え、この空間にいるのは乙女ゲームにでも出てきそうな美中年と美青年の群れとなった。 「ついでに、この空間は時間が止まってるから、今から最低限のマナーを身に付けて貰います」 ざわざわとざわめく元盗賊達にレイは絶対零度の笑みで一言。 「五月蝿い」 一気に静かになった。 「何故?と思っている屑がいるかも知れないので、説明する」 要は勇者達がギルドに来たとき、王道な、「よう。お前、見かけない奴だな」「退いてくれないか」のやり取りを避けるためだ。 「そんなコトしたら、ギルドマスターである私が駆け付けることとなる」 つまり、 「面倒なのだよ」
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