909人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな理由で!?
彼等の心の声は無かったことにして、レイは話を進める。
「先ずはテーブルマナー。その後はウォーキングと言葉遣いを直しますね。…腕が鳴ります」
後半は呟いただけだが、集中していた元盗賊達にはしっかり聞こえた。
「あ、戦闘訓練もやりますよ?私のギルドに三下は要らないですから」
きらりんっと笑顔が光る。
「訓練終了後、一体何人が残るのでしょうねぇ…」
ゾクッと背筋を震わせる。
「何を怯えているのやら。折角私が丁寧に接していると言うのに…シャルロット、盗賊達が逃げないように見張りを。逃げ出した者は消滅させても構いません」
何故か敬語になったことも恐怖心を煽るだけだったが、そんなことはつゆ知らず、レイは神竜に命令した。
最初のコメントを投稿しよう!