第二章

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今は盗賊の長というリーダーシップで言うなら申し分なさすぎる人がいる。 しかも、美形揃い。 「舞台開けられるし」 うんうん。 良かった。 「頑張ったら良い役あげるよ?主役も夢じゃないよ?」 最早催眠。洗脳。悪徳商法。 「はい。是非とも、その役を勤め上げてみせましょう」 「主役なんておこがましい。私はレディの付き人志望ですから」 此処まで人の心を掴めるものか。と神竜は感激しているが、ただ単に恐怖から崇拝に変わっただけだった。 「そろそろ空間戻すよ」 言うと共に背景が薄れ始めた。
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