第二章

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「盗賊、侵略、撃退、殲滅…」 揺すぶられながらなので、いつぞやの神のような口調になってしまった。 「呼んだ?」 ぱぁああーと光が辺りを包み、立っていたのは… 「神?」 「呼ぶ、来る、言った」 言ったけれども! 神がそんな簡単に現世に来ちゃいけないと思う! しかも呼んでない! 「神…言った」 言ったよ!何かい?私が神を思い浮かべただけで神降臨なのかい!? そんな馬鹿な! 「私…不要?」 不要だよ!って言おうと思ったらまさかの涙目だった。 神なのに!? 「泣かしたら天罰とかないよね…?」 「…っ、泣いてないもん」 神、かわええ。
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