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「それでは、私達のおもてなしをお楽しみ下さい」
ニヤリと笑う私。
エルフェゴートの作る料理は悪魔達の間でも美味だと言われている。
「いただくの」
ジュリアはにこにこしながらスプーンを口に運んだ。
「……!!これはっ!!」
一口で目が輝く。
人間は一度口にすると、それ以外の物は口に出来なくなる程の料理。
そうしておけばまたお客様来るでしょ?
兎も角、そんな美味しい物を食べて置いて、戦いなんかに思考はいかないでしょ。
「まるで二年前の魔族との戦いなのですわ…。舌先を暴れまわる下級魔族の群れ…それを浄化せんとする聖騎士の軍馬…二つが織りなすなんとも形容し難いハーモニーに、二つ名持ちのような強力なスパイスが…」
…行ってるようだ。
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