第三章

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「私の用件は唯一つですの」 大皿を50皿位食べた後、ジュリアはやっと口を開いた。 …大皿一皿が大体十人前なのだが。 ギルドの登録ですね。 ギルドの名前決めたり、二つ名を正式発行したり。 「戦いですの」 「ちょっと待て」 おっと、つい素が。 「ちぇ。ですの」 「ギルドの正式登録ですね」 私が代わりに言ってあげる。 「そうですの」 「このギルドのギルド名は…」 決めようとしたらジュリアが止めた。 「白月ですの」 …何で勝手に決められたのですか? 答えずにいたら… 「し・ら・つ・きですの」 眉を吊り上げて強調されました。 「…はい」 返事を聞いたジュリアはまたにっこにこしながら書類を見せてきた。
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