第三章

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で、ギルド造ってから結構な月日…と言っても一週間くらいだけど。 やっぱし来るよね。アルファさん。 まぁ、勇者だしね。 そうなるよね。 「ここが白月か…」 「とっとと宿取るぞ」 お?仲間増えてる。 何か期限悪そうな男が1人と、褐色の肌の女1人。 「ギルドカードを拝見します」 サタンが事務的に業務をこなす。 「はい、じゃあ宿を…」 「200Gですがよろしいですか?」 淡々と告げるサタンに、勇者一行は唖然。 「ギルドだろ?」 「ですが…」 仕方ない。私が出て行くか。 「宿代がただですと、ギルドに登録だけして働かない旅人や商人や旅行者に、無償で宿を提供する事になるでしょう?」 こちとら三食付きで泊めてやるんだ。それでも安いくらい…ド田舎の民宿程度しか取ってないぞ。
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