第三章

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「じゃあ…皆ちょっと待ってて」 アルファさんがクエストボードに向かい、悩み始めた。 「マスター…?」 「はい?」 アルファさんに呼ばれ、そっちの方へと急ぐ。 「このギルドの裏に、ハーブ園ありましたよね?」 およ? 思ったより頭悪くない。 「少々貰っても構いませんか?」 アルファさんの手にあるのは、大して珍しくはないが、一番近くて往復で1日かかる場所に生えているハーブの採取だ。 「構いませんよ?…但し、私欲の為に必要以上取ることや、目的以外の物に手を出さないのでしたらですが」 あのハーブ園、レストランやカフェやホテルで使うための食用から薬用、禁断魔法薬の材料になるモノまで色々あるからね。 クエストボードに書いてあるのなんか実は即効集まるんだ。
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