第三章

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「それに気づいたのはアルファさんが初めてです。鍵は…ベルゼブブ!」 私がベルを鳴らすと、受付のベルゼが鍵を持って現れた。 「温室及びハーブ園の鍵で御座います」 渡すと、風のように消え去る。 受付の仕事あるからねぇ。 「はい」 鍵を受け取ると、アルファさんは礼を言って立ち去った。 「ありがとうございました」 鍵と共にハーブを渡される。 間違ってはいないし、それをサタンに渡した。 「あの温室、どうなってるのですか?満月の夜にしか咲かない満月草が咲いてましたよ?」 普通疑問らしいけど、何でそのタイミングしか咲かないのかが分かれば案外簡単に栽培できるのにね。
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