第三章

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…やばいやばい。 魔力放出しちゃった。周りの空気が凍っちゃった。てへへー 「…この魔力は?」 勇者が構えた。 あ、そういやこの人には何か勘違いされてたわ。忘れてた。 「レイ…エステル……?」 …!? バレてしまいました。 「アルファさん、ちょっと奥来ましょうか。所属ギルドは?ああそうでした…王立ギルドの『メシア』でしたね。ギルドの印を見せて貰っても?ああ、この鷹と剣…紛れもない『メシア』の印ですね」 どうでも良いことを口走りながら、アルファさんをギルドの奥へと連れ込む。 「へ?ちょっと…」 アルファさんは抵抗もせず、引きずられてく。 …少しは抵抗してもいいんだよ?
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