第三章

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「…つまり、魔王とは個人的な友好関係が在るだけで人類の敵にまわるつもりはないと言うことか?」 絶対零度の瞳で仰いました。 はて、彼は勇者だったんじゃなかったかな?『博愛の剣士』って二つ名だった気がするんだけどな。 「まぁ、そうです。はい」 うあー手が剣に掛かってるよー。あと0.2秒で剣抜けちゃうよー 触らぬ神に祟り無しだ。 スルースキル発動だ。 「…と言うわけで…その…私の本名…黙ってて…その…いっ…頂けないでしょうか…?」 しかし技は失敗した。 レイは代わりにチキンハートを繰り出した。 ねぇねぇ…本当に彼の何処が博愛なの?
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