第一章

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「キミはそっち側の…モンスターだったんだね」 勇者が溜息を吐く。 「道理で、魔王討伐に興味ない筈だ。人間の名声や金は、そっちじゃ使えないもんな?」 …? 何やら不穏な空気が流れている気がするが、ここはひとまずあれか。魔王を追い払うシーンか。 「仕方ないから手を貸す」 同時に2人から凄い殺気が来る。 え?魔王は分かるけど、何で勇者からもそんな目で見られてるの? 「アルファさん?」 何で?って訊くのは堪えて、名前だけ呼んでみる。 「大丈夫だ。準備は出来ている」 良かった。 「だから2人まとめて掛かってこい!!」 …駄目だ。 私は溜息を吐くと勇者に向かって手を翳す。 「分からず屋には…お仕置きしないとね?」
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