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―目の前が明るくなる。 視界に自分の部屋が映った。 しかし、実際部屋でなにかできるわけではない。 「そうだ。俺は死んだんだ。 病気だったんだよなぁ……」 あのときと全く同じ状態のままの部屋に懐かしさを感じた。 「自分の部屋に戻ってくるのは半年ぶりだっけかなぁ~…。」 俺は立花悠椰(たちばなゆうや) 生きていれば今は高2だ 家族は父と母だけ 兄弟はいない 俺は病気で死んだ 病院には半年間入院していた 最初は入院して治療に専念すれば治ると信じられていた俺の病気。 でも、月日が経つ毎に段々病気が重くなってきていた。 いちばんピークだったのは入院して5ヶ月が経ったころだった *************** ―『先生!脈拍数が低下し続けています!!非常に危険な状態です!!』 「しかし、手術ができるわけではない…。万一の時のために心臓マッサージの用意をしておくんだ!!」 *************** この数時間後… 俺は奇跡的に意識を取り戻した このとき、俺は自分を客観的に見ていた。 そう。 自分の体から意識が飛び出ていたんだ
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