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杏奈の家は貸していたらしく、杏奈一家が帰ってきたため、家はそのままだった
杏奈の母が
「あの…あの子、出来事を忘れただけで、勉強などの知識などはのこってるのよ」
と話しかけてきた
「そうなんですか？」
「だから、中学に転校生として、入れたいの
どうかな…」
「スッゴクいいと思います！わたしもそばにいられるから！」
「じゃあそうしましょう」
「はいっ」
「あとね、あなただったら、記憶を取り戻すこと、できると思う」
「なぜですか？」
「大親友だから」
「…大親友だから？」
「わたしはあなたを信じるわ。杏奈も信じる。だから…よろしくお願いします。杏奈のこと…」
「…はい…」
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