ヘルスの扉

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数日後、チャラいスカウトさんとその上司達と会いました。 「君かー、宜しくね!」 名刺を貰い、軽くお辞儀をする。 さすがにキャバの体験入店で名刺は貰い慣れていたので緊張はいたしませんでした。 「傷があるって聞いたけど、どれくらい深いの?」 私はリスカ跡を見せました。 「あー結構深いね。何かあると自分に当たっちゃうの?」 「はい。今はしませんが―…」 「俺達なんかオカマに当たっちゃうぜ」 皆で笑いました。その時は私を含め四人いました。 私とスカウトさんとその上司二人です。 とても打ち合わせとは思えないような和やかな雰囲気です。 「よし!じゃあ、今から店に行こうか!」 そう言われて上司の方は店に電話をかけました。
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