0†亜李水

2/6
前へ
/129ページ
次へ
私の名前は秋月 亜李水(とげつ ありす)。 いたって普通の高校二年生。 まぁ友達はいないけど。 私は昔「幽霊」が見えるという理由で苛められていた。 それから私は人と関わるのが嫌になり、友達は作らない事にした。 私は人と違うところがもう1つある。 私の瞳は緋色だ。 しかし私の瞳は、一般人には普通の、人と同じ暗い茶色にしか見えないらしい。 けれど霊感がある者や、占い師や私には緋色に見える。 理由はわからない。 そんな事を考えていると待っていた電車が来た。 私は重たいバックを持ち上げ電車に乗り込んだ。 その時、 ちりーん…………。 と澄んだ鈴の音が聴こえた気がした。
/129ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加