1†死んだ?

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ユラユラユラ………。 私の体が揺れている。 まるでお姫様抱っこをされて、その人が歩いているような感じ……。 私は紫と藍色とピンク髪の人に突き落とされてどうなったのだろう… 閉じていた目をゆっくり開けた。 「えっ………………………………?」 瞳を開けると、そこには白い髪の紅の瞳で白いウサギ耳がはえた男の顔があった。 「あ………!!アリスおはよう☆」 彼は私が目覚めたのに気がつくと、私と目をあわせ、本当に嬉しそうな笑顔を向けた。 そして私はなぜか本当にお姫様抱っこをされているようだ。 「………君は誰?私は…………どうなったの…?」 「僕?僕は白うさぎ☆アリスのパートナーになる者だよ☆それからアリスは………… 死んじゃったんだよ☆」 白うさぎと名乗る19歳くらいの男は私に残酷な真実をサラリと告げた。 そうか……………死んじゃったんだ。別に何の未練もなかったし、むしろ死にたいけど怖くて死ねなかったから好都合だね。 てことは白うさぎ(?)君は私が昔見たような者と同じで死神……………? 「白うさぎ君は死神なの?私を迎えにきたの…?」 もし彼が死神なら私も死神にしてもらえるように頼んでみようかな…。なんて考えながら聞いてみた。 すると白うさぎ君は、 「ううん☆僕は死神じゃないよ☆僕は死神の道具……☆ 死神は、アリスの方だよ☆」 と意味不明な事を言った。 「私が…………死神……………?」 「そうだよ☆」と白うさぎ君は笑い、突然足を止め私をコンクリートの地面にそっと下ろした。 周りはビルやデパートが並んでいるが、人が一人もいない…。
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