転移

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ヤバいです… はい、命の危機です!! 僕、何か学校の帰り道で黒猫みたんです… そしたら何故か追いかけなきゃいけないって思ってしまって… 路地裏とか、色んな所を走り回る無邪気な猫を追いかけてたら、 目の前に赤い液体を出しながら倒れている人と、 赤く光るナイフを持った男に遭遇したんです… 「見られちまったか… まぁいい… そこのイーリィアスの使いともども葬ってやる… 儀式用にするか…」 男はニヤりと、不気味な笑顔をしながらコチラにじわじわと歩んできます… イーリィアスの使い!?儀式!? 「あ…ぁ…う…」 声を出そうとしても、 声がまともに出せません… 足が震えて立っているのがやっとです… 耳鳴りがして視界がボヤけます… あぁ…殺されるのかな… 『まさかここまでついてくるとはな… ほぉ…見込み通りか…』
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