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どれだけ走ったのだろうか…
『そろそろいいか…』
黒猫が止まる…
「はぁ…はぁ…」
『か弱いな…少年…』
黒猫が僕に話しかけてきた…
「あ…貴方は一体何なんですか!?」
『む…私か!?私はムコウ側の猫…いや、使い魔といった所か…』
「ムコウ側!?使い魔!?」
よくわからない言葉が出てきた…
『あ…あぁ、君達には分からないか…ムコウ側とは、コチラの世界とはまた違う世界のことだ…』
「異世界…と言う事ですか!?」
『ほぉ…理解力がいいな…やはり魔法の素質が…』
「素質…?」
『いや、こちらの話だ…それは後で説明しよう…次に使い魔だが…使い魔とは、人と魔に属する者とが契約する事で、使い魔となる。』
「つまり…魔物と契約ですか!?」
『魔物などと言う、自我すら持たん暴れるだけの獣と一緒にするでないわ…』
「す…すいません…」
『なに、謝る事はない…知らなければ答えられんも当然だ…』
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