そして俺は出会う

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人は朝早く目覚めるといいことがあるということを 『早起きは三文の得く』なんていうが、それは完全に間違っている…… なぜ?、と言われるどころか、健康にもいいし、いいことばかりだよ!!、なんていうことを言われるかもしれない だが俺は、早起きに利益があるとは絶対に思えない なぜならそう思う理由が今日の朝おきたからだ ●○●○●○ 朝5時半、珍しく早く目覚めた俺はそとを見て驚いた 「雪だ……」 まだ11月の半ばだというのに、雪が降り始めていた 服を着替え、飯をすませて、家をでようとしていた 「まだ7時か……、早過ぎるかな」 そんなことをおもいつつも、早くでて珍しく学校に早くつくのもいいかと思って、いつもよりも1時間も早く家をでることにした 「……さむっ」 すこし積もっている雪の上を歩きながらいつもの坂を登っていると、突然 『バサッ』 という音が後ろからしてきた 振り返ってみると、白い雪の上に、とても色白の女の子が倒れているではないか 「嘘だろ……なんのドラマだよ」 訳がわからないが、とにかくこのままにもしてられないので起こさなければ 「おい、大丈夫か、生きてるか?」 「う………うーん」 彼女は目が覚めたみたいで、薄目でこっちをみてきた よくみるとうちの制服じゃないか…
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