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「で、どうしたんだ、こんなとこで倒れて、腹でも減ったのか?」
「…………?」
こいつ聞いてんのかよ……
「なぁ、どうなんだ」
俺は苛立ちを覚えながらもう一度聞いてみた、……すると
「……葛城佑紀か?」
「は?」
「だから、葛城佑紀かどうかきいてるんだ!!」
「……そうだけど」
なんなんだこの女は……
「そうか……、助けてくれたのはありがとう、じゃあ、僕はもう……」
立ち上がり、学校への道を歩きだそうので、
「おい、待てよ!」
つい呼び止めてしまった
「どうして倒れてたんだ、あと、名前は?」
と聞くと、彼女はすこし笑って
「また僕とはあえる、でも名前だけは伝えるのが礼儀というものだろう」
彼女の髪に雪が混ざり輝き、白い肌がさらに美しく見える、そして彼女はこう耳元でささやいた
「月……幸田 月だ」
●○●○●
「なんだったんだ今朝は………」
あのあと彼女はいきなり走り出し学校に行った
まぁ、あいつのせいで俺は早く着くはずが、遅刻ぎりぎりだよ………
そんなこんなで、俺は席についた
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