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そういや、あいつ何年生なんだろ……
ふとそんなことを考えていると、さっきの言葉がよみがえった
「また僕とはあえる……」か……
なんで俺のことしってるんだろ、てかまたあえるって、なにを根拠に
そんなことを思いながら外をみていた
暖かくまぶしいぐらいの日光がふりそそいでいる
「なあ佑紀、おーい…聞いてるか~」
「あぁわりぃ……、でなに?」
声をかけてきたこいつは中田 勝、子供の頃からの幼なじみで、双子の妹がいる
「噂だから、わかんねぇけどよ、転校生がくるらしいぞ」
「こんな季節にか…?」
今は11月、もうあと2ヶ月たってから入学すればいいのに
「まあ、そうなんだけどよ、その転校生女の子らしいんだよ!」
「…なんだよそれ、てかだからなんだよ」
「お前はほんとにわかってないな~」
といいながら、チッチッチッと指をふる
「もしかわいかったら、お近づきになろうってことだよ!!」
「……」
バカかこいつは……
「あ!、またそんな顔しやがって、みとけよ、絶対におとしてやるからな!!」
「…お前まだ本人みてないのによく言うよ、あと、お近づきになるはずが、おとすに目的かわってるし…」
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