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会社に行って手伝いしても、
「遅い!!もっと手際よくやれ!!」「俺に口出しするな!!」
そう言って、暴れて鬼のような顔をして会社を出ていく。
そして、会社で働いている社員さんに私が謝る事も結構あった。
「本当にすいません。」
「いいだよ。それにしても社長には困ったねぇ。」
気にした母親が、父親に言ってくれた時、
「あいつは俺の娘だから、他の社員より厳しくしてるんだ!俺は社長だからな!」
そう父は大きな声で言った。
そんな事もあって、余計に行きたくなかったが、
母親に泣きながら、お願いされ、私は渋々父の下で、母親の事務の手伝いや内職をする事にしたのだ。
「私の下で働かせるから、お父さんには口出しさせないからね!」
そう母は言って、現場では母と楽しく仕事出来た。
夕方まで、父の会社で働き、夕方からはバイト。
バイトがない日に限っては、夜中、日付が変わっても母と仕事したりしていた。
そして、私は、掛け持ちしていたバイトを辞め、父の会社で働く事にした。
朝は6時から働き、夜は日付が変わるまで会社にいた。
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