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そんな時、母の口から聞いた言葉に腹がたった。
父親は会社のお金でオークションで落札した商品を買い漁っていた。
母は、そんな父親が会社のお金を使っては、会社が赤字になるまいと、自分の給料を、そのまま会社の通帳に入れていた。
それなのに、母に教育費や光熱費、食費などのお金を、母が貸してくれと言うと父は怒り出すのだ。
「何で給料の中で出来ないんだ!俺なら出来るぞ!」
挙げ句の果てには、
「お前は好きな服も買えなくて可哀想だなぁ!」
私はイライラしていた。
次に父と家にいる時は、私と父の二人だけだった。
父親はテレビを付け、ソファーに座り、お菓子をボリボリ食べていた。
食べ終わると、お菓子のゴミはソファーの上に置きっぱなし。
「ねぇ、そのゴミちゃんと片付けてよ?」
「ん。」
「この前も片付けてなかったよ!?片付けるの、いつも私なんだから!」
すると父親の目が私を見て、顔は鬼になった。
「んだと!こらー!!」
そして、私は殴る、蹴る。投げ飛ばされる。頭を踏みつけられる等の暴力を受けたのだ。
その後何度も暴力を受けるようになった。
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