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それから30分
先輩たちは男性と楽しく話したりしている。
アタシは一人酒を飲みつつ愛想笑いをしなんとか場に溶け込んでる様に見せた。
実際話なんて聞いてないけど。
あー、この後どうしよう。
二次会なんてあるのかな?
でも、明日も仕事の先輩もいるから二次会は全員参加ではないよね?
それなら一人で飲み直しに行こうかな。
あそこのバーなら歩いて行ける距離だし。
なんて考えていたら
「すいません。遅れました。」
と、男性の声がしたのでそちらの方を見ると
キャップを被った人がいた。
深くキャップを被っていてあまり顔が見えない。
キャップから出てる髪は明るい茶色で
背は高くはないから若く見えた。
「シン、仕事終わったのか。」
と、最年長の人が声をかける。
「あぁ。」
「おつかれ。悪いな急に呼んで。」
「いいや。早く終われたんで。」
「そうか。まぁ、座れ。」
と、キャップの人は空いている自分の前に座った。
それから、2時間くらいで合コンが終わった。
その間 自分とキャップの人以外は盛り上がってたみたいだ。
私はお酒を飲み続け
キャップの人は来たときはビールを飲んでたが
あとはウーロン茶しか飲まずに
あまり話に加わろうともせずに自分と一緒で
愛想笑いをしていた。
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