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「明日、営業会議だねっ」
不意に声をかけられて驚いた。
「あっ、朋美ちゃん」
「仕事どう?うまくいってる?」
「うーん。朋美ちゃんはどうよっ」
反対に聞いてみる。
「結構いい男が多くてさ、毎日食事に誘われてたまんないわっ」
彼女らしい……
あたしもこのくらい楽観的なら、きっと幸せなはず。
「そうなんだ。朋美ちゃんはモテるからねっ」
「でもさぁ~明日は営業会議でしょ~!各支店の営業さん集まるから、楽しみ~♪」
「そうね……」
ダメだついていけない……
「璃子はどうよっ!営業の足立さんとか坂本さんとかが、食事に行きたいって言ってたよ~」
「あっまだ、仕事だけで手一杯だから、遠慮しとくよ」
「そんなこと言ってたら、あっという間にお局になっちゃうよっ。まぁ、璃子がその気になるまでに、あたしが探しといてあげるからっ、まかせといてっ」
「うん……ありがとう」
頼りになるのかならないのか……とはいえ彼女らしい生き方に妙に納得してしまった。
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