◇◇ 第3章 ふたりの時間 ◇◇

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「何食べたい?」 仕事中の厳しい表情とは違い、なんだか優しさ溢れる部長に、また驚いた。 「何でもいいです。好き嫌いありませんから」 「じゃあパスタでもいいかな?」 「はいっ喜んで♪」 まるで、近所のお兄ちゃんについて来たような……そんな優しい時間が流れた。 「着いたぞ」 これって、どう見てもかなり高級なお店でしょ…… 「あの、会社の制服で入れますか?」 「もちろん大丈夫だよ」 どんどん歩いて進む部長に、ただ子犬のようについて行くしかなかった。
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