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「本当においしかったですね」
デザートも食べ終わり、しばし食後のコーヒーの薫りを楽しんでいた。
そこへ、これまた端正な顔立ちのイケメンが現れた。
「和也、来るならもっと早くに連絡くれよっ」
「ああっ、お前に会うつもりはなかったからな」
「和也くんったら~相変わらずつれないねぇ~」
「仕事途中で寄っただけだから」
部長のお友達かな?
「あっ、こいつ俺の友達。ここのオーナーなんだ」
「へぇ~お前が女の子連れてくるなんて初めてだなっ。はじめまして、更科です。もう和也に食べられた?」
「えっ!?まっ、まだです!えっ!いや、ちがっ、違います!」
あぁ~ダメだ……ボロボロ。
「和也のストライク、ど真ん中だなっ」と、ニヤリと笑う。
「更科、からかうなよっ。彼女は、新入社員で、俺の部下の桜井だよ」
「ふぅ~ん。桜井ちゃんかぁ。下の名前は?」
「あっ、璃子です」
「へぇ~璃子ちゃんかぁ~。かわいい名前だねっ。和也に飽いたらいつでもおいでっ」
更科さんは、言いながらウインクをした。
更科さん軽すぎです……
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