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「まあ全員が全員コッチに来たわけじゃないからまだマシだろ」
ケラケラと笑いながら締めくくる縁
「人事だと思って……
あいつ等説得するのどれだけ大変か知ってるだろ!
しかも別の幻想郷に来たなんて信じると思うか?」
「まず無理だろうな
まあ頑張れ!
移動くらいは手伝ってやるから」
かなりへこんでいる霊幻を笑いながら元気づける縁
「……まああんまり神社空けると参拝客も心配するだろうから頑張るか……」
この一言に霊夢が反応した
「ちょっと待って!
そっちの博麗神社には参拝客が来るの!?」
かなりの大声だったため霊幻は耳を押さえる
「神社なんだ、来るに決まってるだろう?
…………まさか…………」
ふと周りを見回し言葉に詰まる霊幻
「……ええそうよ!
来て当然の参拝客が月に数人来るか来ないかの貧乏神社のジリ貧巫女とは私のことよ!」
悲痛な霊夢の嘆き声が辺りに響く
半ばやけくそになり自虐をはじめた霊夢を見た霊幻が一言
「……参拝客が来るように努力はしたのか?」
霊幻と縁に疑問の視線を向けられた紫が恥ずかしそうにスキマに逃げ込み嘆き続ける霊夢を呆れて眺める2人が残された
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